テニスコートの種類と特徴

コート

テニスコートのサイズはルールによって定められていますが、その表面の材質については特に決まりはありません。
さまざまな材質が用いられることによって、それぞれに特徴を持った多種類のテニスコートが存在します。

かつての日本で多く見られたのが、赤土と粘土、砂を使ったクレーコート(クレイコート)です。全種類のテニスコートの中でもっとも足腰への負担が軽いこと、球速が遅くラリーが続きやすいことなどが特徴です。
初心者がいろいろな技術を習得するのに向いています。ただし水はけが悪いので、雨の多い時期などには長期間利用できなくなることもあります。

これに代わって1990年頃から普及しだしたのが、コンクリートの地面に人工芝を敷いて砂をまいたオムニコートです。このコートはプレーしていると砂の少ない部分と多い部分ができ、それがボールの反応に変化をもたらします。
少ない部分ではボールが滑りやすくなり、多い部分ではボールが弾まなくなってスピードが落ちるという具合です。他に水はけの良さも特徴で、雨がやんでしばらくすればプレーできるようになるため、雨が多い気候の土地で好まれます。
現在の日本ではもっとも多く見られ、公式試合でもよく使われています。

ウィンブルドン(全英)で使われているのは、グラスコート(ローンコート)という天然芝を使ったコートです。滑りやすく、球速がとても速いなどの特徴があります。ボールがバウンドしてもスピードが落ちにくいので、サーブのスピードの速い選手が圧倒的に有利なコートです。
プレー中、芝が薄くなってしまった箇所ではクレーコート(クレイコート)と同じ特徴が出ます。アメリカで多く見られるのは、ハードコートというコンクリートの地面の上にゴムなどの素材を敷き詰めたコートです。球速が速く高く跳ね上がるので、攻撃的なショットを学ぶのに適しています。
しかし、足腰への負担は全種類のテニスコートの中でもっとも大きく、足首の捻挫や骨折などの怪我につながる危険性が高いコートです。