プロテニスの世界の4大大会

テニス選手

錦織圭に加えて大坂なおみが世界的テニス選手へと成長してきた中、「世界4大大会」「グランドスラム」といった専門用語がメディアで飛び交う機会が増えています。

その4大大会とは1月開催の全豪オープン、初夏開催の全仏オープン、7月開催の全英オープン(通称=ウインブルドン)、8月末開幕の全米オープンから成ります。なお、同じような規模・環境の大会が年に4回開催されるわけではありません。

それぞれの大会には、歴史やステータスやコートの種類などに違いがあります。

例えば4つの大会の中でも一番長い歴史をもつ全英オープン(ウインブルドン)は最も注目度が高く、格式高い大会として知られます。他の大会では選手たちはユニフォームに関する規制を受けないのに対し、この大会だけは白いユニフォームを着て試合に臨まなくてはなりません。

テニスボール

続いてコートのサーフェス(表面)に関して説明すると、最も注目度の高い全英オープンはグラス(天然芝)コートにて試合をします。また、全米オープンと全豪オープンはコンクリートに近いハードコート、全仏オーブンはクレイ(赤土)コートで試合が行われます。

4つの大会を選手生活の中ですべて制する事を「グランドスラム」といいます。ただし、4大大会すべてに勝つには3つのタイプのコートすべてに強くなる必要があるため、達成した選手は長いプロテニスの歴史の中でもそんなに多くは存在しません。

日本で開催されている大きなテニスの大会

テニスコート

テニスは日本では野球やサッカーなどと比べるとそこまでメジャーなスポーツではありませんが、近年日本人選手の活躍が目覚ましいために関心が高まっているスポーツでもあります。

世界では数多くの大きな大会が開催され、日本人選手の活躍がニュースで取り上げられたりしており実際に観戦してみたいと思っている人も少なくないでしょう。しかし、実際に海外まで行って大会を観戦するとなると誰もが気軽に行えるというわけではありません。

実は日本国内でも世界中から多くのプロ選手が参加する大きなオープン大会が開催されているのです。

ジャパン・オープン・テニス選手権は1972年に第一回が開催された国内初のオープン大会であり、最近では楽天ジャパンオープンの名前で知られるようになっています。日本で開催されているテニスの大会の中ではもっとも高いトーナメントカテゴリーに位置している権威ある大会です。

賞金総額も高く国内外から多くの有名プロ選手が参加する大会であり、男子女子ともにシングルスとダブルスで争われている大会となっています。毎年有明コロシアムで開催されていましたが、2018年度は有明コロシアムの改修工事によって武蔵野の森総合スポーツプラザで開催されています。